母子福祉資金・父子福祉資金貸付

子供を育てているご家庭の場合、子育てが原因で思うように働けなかったり、仕事を休まざるを得なかったりします。
特に「母子家庭」「父子家庭」は社会的に弱い立場となりやすく、就労や就学等の資金が用意できないケースが目立ちます。
そこで、国・地方公共団では、母子家庭・父子家庭が借りやすい資金貸付制度を設けています。

全部で12種類

母子福祉資金により支援を受ける親子

母子福祉資金貸付・父子福祉資金貸付には、以下の種別に分類されます。

名称 使途
事業開始貸付 洋裁、飲食業、販売等の政令で定められた事業を開始する際に要する設備、什器、機械等の購入資金
事業継続資金 営んでいる事業を継続するために必要な商品や材料の購入資金
就学資金 高校・大学(専門学校又は専修学校含む)に就学させるために必要な資金(授業料や書籍代)
技能習得資金 母子・父子家庭の母又は父が、事業を開始するため若しくは就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金
修業資金 母子・父子家庭の子が、事業を開始するため若しくは就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金
就職支度資金 就職するために必要な資金(被服・履物・通勤用自動車等)
医療介護資金 医療又は介護を受けるために必要な資金
生活資金 知識技能を習得している間や医療・介護を受けている間、母子家庭になって間もないときの生活を安定・継続するための補給資金
住宅資金 住宅を建設・購入・補修・保全・改築・増築するための資金
転宅資金 住宅の転居・貸借に際し必要な資金
就学支度資金 就学・修業するために必要な被服等の購入に必要な資金
結婚資金 婚姻に際し必要な資金

このように用途に応じて細かく分類されており、利用にはそれぞれ根拠資料が必要となります。
借入限度額・利率は地方公共団体によって異なりますが「無利子~3%」となっていることがほとんどです。(細かく条件が設定されていますので、詳細は以下公式ホームページをご確認ください。)
また、母子家庭や父子家庭だけでなく配偶者を亡くしたことで生活苦に陥ってしまった方(寡婦)や、配偶者の暴力を逃れるためにお金が必要といった方も融資の対象となります。

参考東京都福祉保健局「母子福祉資金・父子福祉資金の貸付け」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hitorioya_shien/keizai/boshi.html 参考男女共同参画局「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/law/23.html

実施主体(借入先)とその他条件

都道府県・政令指定都市・中核市単位で実施される母子(父子)福祉資金貸付制度

同融資は、都道府県・政令指定都市(人口100万人以上の都市)・中核市(人口20万人以上の都市)が実施しておりますので、ご利用時は最寄りの市区町村役場か福祉事務所にご相談ください。
なお、従来は連帯保証人が必要であった母子福祉資金貸付ですが、母子家庭・父子家庭が置かれている状況を鑑み、現在では「保証人無しでも対応可能」と、要件を緩和しております。

連帯保証人の要件緩和

ただし、保証人の有無によって金利が変動する仕組み(保証人無しだと3%・保証人無しだと無利子など)ですので、協力してもらえる親族がいらっしゃる場合はお願いしてみると良いでしょう。

今までは文字通り「母子家庭」が対象だった同制度ですが、各自治体で“父子福祉資金貸付制度”が創設されています。(条件は母子福祉資金貸付と同一です。)
女性だけでなく、子育てに悩む男性も是非活用してみてください。