中小規模の消費者金融について

一時は40,000社以上が存在した消費者金融(ノンバンク)ですが、現在は1,000社程度にまで減少しています。
統合・合併等により大手がほとんどとなった同業界ですが、大規模と中小規模でどのようにサービスは異なるのでしょうか。
中小規模の業者を利用した際のメリット・デメリットに迫ります。

中小規模事業者の特徴

中小規模消費者金融のイメージ

冒頭でもお伝えした通り、消費者金融業者の数は年々減っています。
しかしながら「街金」と呼ばれる昔ながらの消費者金融業者は今もなお数多く存在しており、固定のユーザーをキープ・獲得しています。
大手に比べて資金力・宣伝力で圧倒的に不利な中小消費者金融業者ですが、なぜこのように生き残ることができるのでしょうか。
それは、中小規模の消費者金融には以下のような特徴がみられるためです。

特化したサービスがある

何かに特化している”という点は、差別化を図る上で非常に重要です。
消費者金融の場合、金利・スピード・対応力などが考えられますが、加えて利用者を限定するという点も大きなポイントと言えます。

例えば、高田馬場の「カレッヂ」という消費者金融は、創業40年来学生向けの融資サービス(学生ローン)を提供しており、今もなお多くの学生が利用を続けています。
学生が利用可能な消費者金融は限られている上に完済後も利用する方も多いため、今でも根強い人気があるのです。

審査が甘い

消費者金融は、貸金業法に基づいて営業・貸付を行っています。
ただし、貸付については「貸出の上限」が定められているのみで、制限内であれば“貸す・貸さない”を業者側の裁量で決めることが可能です。

つまり極端な話、過去に返済が滞って経験があり、信用情報に記載がある人(所謂「ブラック」)であっても、業者側が問題ないと判断すれば契約することができます。
基本的には大手は審査が非常に厳しいため、利用者のセーフティーネットとして中小規模の消費者金融が選ばれることが多いのです。

中小消費者金融のメリット・デメリット

大手以外の消費者金融業者を利用した際のメリット・デメリットをまとめました。
ご利用の際は是非ご参考ください。

メリット
柔軟な対応が可能な消費者金融

前述した「審査が甘い」という点に加え「柔軟性が高い」という点も小規模消費者金融業者のメリットです。
“この書類(身分証)が無いとダメ”
“少しでも信用情報に傷があると審査に通らない”
といったように、大手はマニュアルに沿って貸付を行うためか、少々融通が利かない点があります。

規模が小さければ小さいほど柔軟な対応が見込めますので、例えば代わりに○○の書類で対応してもらえる等、自身の状況をはっきりと伝えれば解決策を提案してくれるかもしれません。

デメリット
悪徳金融のイメージ

今でこそ少なくなったものの、一時は無許可で貸金業を営む業者(所謂「ヤミ金業者」)が数多く存在しておりました。
規模が小さい業者の場合、金融庁に登録されている貸金業者なのかが分からないケースがあります。

万が一ヤミ金業者を利用すると法外な利息を支払わねばならないばかりか、職場や家にまで厳しい取り立てが来てしまう可能性がありますので、絶対に利用してはいけません。
規模が小さい消費者金融を利用する場合、必ず事前に登録されているのかを調べるようにしましょう。

参考金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」
https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/
大手には大手の、中小には中小の強みがあります。
自身の状況に応じてマッチする業者を選ぶことが、無理のない借り入れに繋がります。
金利やスピードだけでなく、業者の「規模」にも着目してみてはいかがでしょうか。