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第7回:次世代ネットワーク(NGN)について - その2
今年の7月、NTTグループは来る12月から、次世代ネットワーク(NGN)のフィールドトライアルを開始することを発表しました。フィールドトライアルの目的は、ネットワーク間、ユーザ端末とネットワーク間、アプリケーションサーバとネットワーク間のインターフェイスを広く開示して、相互接続の確認することにあります。
従来のネットワークであればネツトワークインターフェイスと端末インターフェイスが確保されていれば十分であったものがNGNでは、情報家電など多くの異なる種類のものが接続される可能性があるため、アプリケーションの領域までインターフェイス確認を拡大する必要があるためです。
NGNの通信機能としては、従来の電話網の基本機能であった双方向(インタラクテイブ)通信に加えて、ユニキャスト(片方向、1対1)、マルチキャスト(片方向、1対N)通信が提供されることになります。これらの機能はいままで放送と考えられていた領域でありNGNが本格化すると、通信と放送はインフラとしては完全に統合されることになるでしょう。
もう一つの大きな特徴は、イーサ通信機能が本格的に提供される(広域イーサ)ことで、メニューとしては10M、100M、1G、10Gbpsが用意されています。この機能は特に、企業ユーザなどにとって有用なものであり、従来本社と支社あるいは工場との間をLAN−WAN−LANで接続していたものがトータルに企業内のLANとして統合することが可能となります。
電話、コンピュータ、テレビ、および様々な情報家電を結びつけることを可能にするNGNは、21世紀の情報インフラとしてふさわしいものであると思われフィールドトライアルの成果が期待されるところでありますが、技術的問題以上に大きいのは規制政策、競争政策、セキュリテイ対策などのソフトインフラの部分でありこの面からの論議が同時並行的に行われていく必要があるものと考えられます。

