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株式会社 ザ・アール 取締役
宮本映子 先生

プロフィール

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感性ブラッシュアップ

 木々が少しずつ色づきはじめました。街を歩いていると、足元に黄色や褐色の葉が舞い、秋を感じます。芸術の秋です。休日に美術館に足を運んでみませんか。今回は趣を変えて、感性を磨くための、美術館でのマナーを取り上げてみました。

《美術館のマナー》
 最近の美術館は、おしゃれな空間演出などもされており、必ずしも私語厳禁ではなく、カップルで感想を述べ合いながら鑑賞している姿も見受けられます。
 ポイントは、「人に迷惑をかけない」「展示品を傷つけない」の2点でしょう。

■他者への配慮
・人の前を横切らない・・・作品に距離をおいて眺めている鑑賞者もいます。自分が見ることに夢中になっていると、つい前に立ちはだかってしまいがちです。
・順路、流れ・・・話題の作品が展示される場合など、混雑が予想されます。目玉の作品は順路の中盤から後半に展示されていることも多く、いち早く見たいと順路を逆回りする方もいますが、これはマナー違反です。
・雑音にも注意・・・友人同士の会話も、声のトーンに気をつけましょう。ヘッドフォンで音楽を楽しみながら鑑賞するのも個人の楽しみですが、外に漏れない音量がベストです。意外と、コツコツと歩くヒールの足音が響きます。静寂な雰囲気を壊さないよう、歩き方や靴底をソフトな素材にするなどの工夫をしましょう。携帯電話の電源をOFFにするのも当然の配慮です。最近では、写真撮影を防ぐためにも、携帯電話の持込を規制している美術館もあります。

■展示品への配慮
・触ってはいけません・・・作品は目と心で鑑賞しましょう。ガラスケースに入っていても、ガラスに触ったりせず、美術品と謙虚な姿勢で向き合いましょう。
・メモを取る場合は係員に確認する・・・うっかり落として、インクで展示品を汚してしまったりすることもあり、ペンを禁止している美術館もあります。鉛筆を貸してくれるところもあります。
・おおきな荷物はロッカーに預ける・・・展示品にぶつかったり、混雑している場合は人ごみで迷惑になります。ニューヨークの近代美術館やバチカン宮殿などでは、入館前に手荷物検査があり、荷物をロッカーに預けます。
 ペットボトルなども持ち込み禁止です。飲食厳禁の意味もありますが、テロ対策の一環です。ガムや飴も控えましょう。展示品を汚さないことを第一に考えます。

《その他の楽しみ》
■ミュージアムショップ
・その美術館ならではのオリジナルグッズを販売しているショップも増えてきました。
以前ワシントンDCのスミソニアン美術館を訪れたとき、雨が降り出しミュージアムショップで傘を購入しました。今でもその傘をさすたびに、とても穏やかな気分になります。
・その他、センスのよい小物も充実しています。満ち足りた空間と時間を味わった後の余韻を、日ごろお世話になっているお友達へのお土産にするのも素敵なプレゼントになります。

■カフェ&レストラン
・3層吹き抜けになった庭園に面した半オープンスタイルのカフェで、アフタヌーンティーなどを楽しむのも、美術館ならではの時間の過ごし方です。最近ではオーガニック素材を生かしたレストランなども充実しているようです。歩きつかれた足を休めるとともに、美味な食事でお腹を満みたすと、アート談義にも花が咲くことでしょう。