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できる人のビジネスマナー 1
パソコンの普及、業務のシステム化によってどんなに仕事が合理化されたとしても、ビジネスは“人と人との信頼関係”をベースに成立するものです。その信頼を得るためには、相手とのよりよい関係を築く必要があります。ちょっとした工夫や心がけで円滑になりますので、このコラムでは、そのコツを連載して参ります。
■新入社員の皆様は順調に職場になじんでいますか?
私どもザ・アールでは今年の新入社員研修として、200社の新入社員研修のお手伝いをさせていただきました。基本のビジネスマナーの徹底体得(印象管理/電話応対/訪問のマナーなど)は当然のこととし、むしろ意識面(CS感覚、職業観、使命感など)も同時にすり込んで欲しいというご要望が多いのが特徴でした。
この傾向は年々強くなってきております。
「感じ、考えること」が希薄な時代的背景があるのでしょうか?
・マニュアル化の弊害・・・指示や規範がなければ動けない、マニュアルに載っていることを淡々と実行し、その場その場で「考える」ことをしなくなった。
・デジタル化で失われた察知能力・・・同僚とメールで「おはよう」、嫌いになれば簡単にリセットできると思う感覚、デジタル化によって手に入れた効率と引き換えに、失われたアナログな察知能力。
・コミュニケーション能力の低下・・・議論を避け、お互いに傷つけあうことをしないよう、表面だけの薄い人間関係。また逆に、相手の気持ちや感情を考えない言葉や行動により、相互に理解しあうことのできない人間関係。
・ストレス対処が苦手・・・人間関係や仕事に一人で悩み、内向的になっていく。好奇心、興味の範囲が狭く、気分転換がうまく図れない。
・想像力の欠如・・・「これをしたらどうなる?」「この事柄からどういう結果が想定される?」仮説を立てることが苦手で発想を生み出せない。
・情報と選択肢の過多・・・世の中には情報があふれ、目の前にはいくつもの選択肢が並べられている。そのため、自分の中の軸がぶれ、その取捨選択が出来ない。等など。
これらの時代的背景や、情緒教育の不在も含め、次世代の人材を育成することが急務なのでしょう。ビジネスマナーもその一環として、見過ごすことのできないものです。
次回から「感じ、考え、表現する」ことのできる人を育成するヒントを提言して参ります。

