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株式会社コスト総合研究所 代表取締役社長
村井哲之 先生

プロフィール

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『ちょっと待った、ちょっと変だよ、そのコスト削減』

コスト削減の新書の執筆のために暫くお休みしてすみませんでした。

2週間で250ページの本を書き上げました。昨年の3月に出版した『コスト削減の教科書』をさらにわかり易く、かつ、コスト削減を身近なもの、誰にもできるものとして感じて、明日から皆さんが楽しんでコスト削減をやってみようと思える本に仕上がったと自負しています。3月13日の発売を是非楽しみにお待ちください!

さて、これから半年を掛けて本の中でも中心的に取り上げた、

『ちょっと待った、ちょっと変だよ、そのコスト削減』 〜コストが下がらない20の病(やまい)とシンドローム(症候群)、その処方箋〜

を解説していきます。1の日、11の日、21の日と月3回のペースで書いていきます。まず、第一回はエピローグです。

≪ コスト削減は従業員を減らすことではなく、増やすことである! ≫

コスト削減は苦しくなってから取り組むものでは決してありません。買収された企業や再建中の企業にコスト削減のコンサルに行くと、既に人を大幅に減らしている場合、話をしても、「最近人がすっかり減っちゃって、その分忙しくてコスト削減に取り組む時間もないよ」当然、会社に元気の欠片も感じません。人を減らすのは最も安易な利益のかさ上げの仕方であり、決して正しいコスト削減の手法とは言えません。企業の将来の発展につながらないコスト削減などあり得ないのです。また、社員のコスト削減に対する正しい考え方であり、その意識の変化こそがコスト削減の源だからです。

以前、既にお店で働く店員の数を減らしていた地方のあるホームセンターのコスト削減を手伝いました。社内のコスト削減プロジェクトチームと一緒になって短期間で年間ランニングコスト1千万円の削減を実現しました。その後、さらなる削減の施策を打ち合わせている時のこと――。副社長がやって来て、「もっと無駄な経費を削減して、それを元手にもう一度店員を雇い入れ、店を大いに活性化させたい。常に店頭が多くのお客さんと店員のコミュニケーションでむせ返っている。そんなお店にしたいのだ!」このひと言で、胸突き八丁を迎えていたプロジェクトメンバーのやる気に火がついたことは言うまでもありません。何のためのコスト削減なのか。その“志”の正しさと真の目的を社員にきっちりと伝え、その先にある目指す会社の姿を見せることこそ経営者の責任です。徹底した無駄の排除(ローコストオペレーション)で店員とお客様の接する時間を1分でも多く確保する。コスト削減は、お店では店員の数を減らすことではありません。増やすことです!取り組む順序を絶対に間違えないでください。

この様に、コスト削減には“多くの誤解”と“陥りがちなワナ”があります。
そして、それでは決してコストが下がりません!では、その対策やいかに!

それらを、「ちょっと待った、ちょっと変だよ、そのコスト削減」と銘打って、『10の病と10のシンドロームの合計20の病気の症状』に例え、回復、完治のための20の処方箋を20回シリーズで書いて行きます。

栄えある次回の3月1日号は、 【稟議書が回らないお金お見逃しシンドローム】です。乞うご期待!はっきり言って楽しいです!

(Mr.削減)