トップページ > コラム > ITガバナンス

 労務管理 |  雇用 | 購買 |  経費削減 |  ファイリング |  ファシリティマネジメント |  通信費 | 車両管理 |  助成金 | ビジネスマナー |  中小企業の経営相談 |  コンプライアンス | 年末調整 | 労災(労働災害)

 法定福利、法定外福利 | カフェテリアプラン | 寮・社宅 | 保養所 | 企業年金 |  社内環境整備

  会社法 | 民法・役員責任 |  労働法 | 株主総会 |  登記実務 |  知的財産権・著作権 |  税務

 情報セキュリティ | 防災・地震対策 | 企業保険(生保) |  企業保険(損保) |  ITガバナンス |  M&A |  メンタルヘルス | 社葬 | BCP

 社内広報 | 社外広報

ITガバナンス

NTTデータ経営研究所
小野寺清人 先生

プロフィール

<< TOP >>

本当の「情報戦略」を考えてみませんか

読者のみなさんは、情報戦略という言葉にはなじみがあるだろう。ひょっとして、「ITは疎い」という方もいるかもしれないが、少なくとも耳にしたことはあるはずである。では、IT戦略はどうであろうか? この言葉も同様によく知られており、なおかつ頻繁に使われている。

さて、情報戦略とIT戦略、何が違うのだろうか?

現在、この両者の使われ方には差がないといっていい。本来は、この両者には明確な差があるはずだが、その差が認識されていない。いや、それどころか、実際にはIT製品導入および情報システム構築に関する戦略(というよりも、正しくは戦略レベルではなく施策レベル)をIT(情報技術)戦略と呼んでいるのが実態である。語義に従えば、ベンダーがIT戦略、要は技術戦略を論じるのは当然かもしれないが、ユーザー企業はどうであろうか? もっとも、このような情報機器(ハードウエアとソフトウエア)と関連サービスを表現するには、IT戦略という言葉はとりたてて問題があるわけではない。

では、情報戦略とは本来何を指しているのか? 最近、CIと言うことばを耳にするようになった。Corporate Identityではない。Competitive Intelligenceのことである。ここでは詳細な説明は省くが、端的に表現すれば、企業経営(ほかにも軍事、外交などさまざまな領域で使用されている)に関連する重要な情報をintelligenceと定義している。このintelligenceの収集、分析、管理、活用をCIと呼んでいる。情報戦略とは、CIを行うとともに、必要であれば他者の行動に影響を与えうるintelligenceの発信を行い、その効果を分析することに関する戦略、ということである。従って、普通に考えれば多くの企業、組織にとって情報戦略は必須といっていい。

さて、ここまで、IT戦略と情報戦略の違いを簡単に説明してきたが、皆さんの会社では、「情報戦略」は構築されているであろうか? IT業者に振り回されIT機器選定に追われて肝心のintelligenceを忘れていませんか?